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セミナーのご案内

第140回 公開セミナー開催のお知らせ

日時 2024年4月20日(土) 13:30 ~ 15:30 (予定)
場所 公益財団法人倶進会事務所
(営団地下鉄丸の内線・四谷三丁目駅より徒歩3分)
新宿区左門町9番地 玉盛ビル302号 [ 地図 ]
題目 『生殖医療技術の進展を牽引する人と、技術を選択する人
--それぞれの「語り」から科学・技術・社会を考える』
発題者 柘植あづみ 氏 (明治学院大学社会学部教授)
内容紹介
  • 1)2023年度 科学技術社会論・柿内賢信記念賞を受賞して
    「生殖技術の広がりと文化や価値観の相互作用の分析による科学技術社会論へ多大な貢献」と評価いただいた研究の概要
  • 2)いま進行している生殖技術と関連技術について
    第三者の配偶子を用いた妊娠・出産や代理出産
    卵子凍結保存と妊娠の延期
    顕微鏡下精巣内精子回収法と円形精子
    妊娠・出産するのは女性とは限らない
    受精卵・胚の遺伝学的検査技術 何を選んで子宮に戻すか
    胎児の全ゲノム検査と出生前検査
    出生前検査の商業化とNIPT実施認証施設
    再生医療研究と培養細胞からの配偶子形成、受精、培養、ヒト胚モデル研究
    疾患遺伝子検査とその結果の親族への告知
  •    
  • 3)医師、生命科学者にインタビューしてきて思うELSI(倫理・法・社会課題)とは
    臨床医の「患者のため」という思いの功罪
    治療と腕の良さへの誇りについて思うこと
    基礎研究と臨床研究と倫理
    知的好奇心か、功を焦るのか
    法や規則は気にかけるが、倫理は気にかけない
    社会から学ぼうとする意欲はどこに
  • 4)私がこれからやろうとしていることーむすびにかえて
    人体実験と医学研究の進歩
    医療技術と社会・福祉の良好で望ましい関係について(障碍、認知症、難治疾患)
講師略歴 埼玉大学大学院理学研究科生体制御専攻修士(博士前期)課程修了、お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士後期課程単位取得退学(後に博士(学術)授与)、北海道医療大学基礎教育部教員を経て1999 年より明治学院大学社会学部社会学科教員(現在は教授)。

専門:医療人類学、生命倫理学。これまで、出生前診断、不妊治療(体外受精や顕微授精などの生殖補助技術、第三者からの配偶子提供による出産)、再生医療と卵子・受精卵の資源化、各種遺伝学的検査と意思決定、産婦人科内診台の開発などについてインタビュー調査等をおこない、技術が社会にもたらす課題と、社会がいかに技術の方向づけをしているかについて考えてきた。最近は、医療技術の発達と健康とは何かについて考える。セクシュアル&リプロダクティブ・ヘルス/ライツ・災害とジェンダー、性に基づく暴力(GBV)については実践的研究にもかかわる。
お申し込み

参加費無料:同好の方をお誘い下されば幸いです。
参加希望の方は
・お名前
・人数
を明記のうえメールにてお申し込み下さい
お申し込みメールアドレス: mail@gushinkai.com